今日の読売新聞朝刊の社説コラムより
危ない自転車 「車道走行が原則」を忘れずに
(6月12日付・読売社説)
>街を歩いていて、突進して来る自転車に
>ヒヤリとさせられたことがある人は多いだろう。
>歩行者のすぐ脇を通過しようとして接触するトラブルも、
>しばしば目にする。
>夜になっても無灯火の自転車は少なくない。
>携帯電話をかけながら、
>あるいはメールをしながら走る自転車も見かける。
>歩道でスピードを出したり、しきりにベルを鳴らして歩行者をよけさせたり、は日常的だ。
>迷惑至極な「我が物顔」の自転車利用、と言わざるを得ない。
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>道路交通法で、自転車は自動車と同じ「車両」の扱いだ。
>ところが、歩道も走れるという、あいまいな状態が長らく続いてきた。
>2008年改正の道交法は、歩道走行を例外とした。
>自転車と歩行者を分けるのが狙いだ。
>原則は車道走行で、幹線道路など車道が危ない場合は歩道を走れる。
>だが、政府のアンケートによると、4割もの人が「車道走行の原則」を知らない。
>法改正の趣旨があまり浸透していない。
>もちろん、車道では、自転車も交通弱者だ。
>一義的には、車のドライバーに注意義務がある。
>それでも信号を無視し、信号待ちの車列の隙間をすり抜ける「危ない自転車」が、
>事故を招いている。
>警察庁の交通事故統計では、
>自転車関連の事故は全体の約2割とこの10年間、高水準のままだ。
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>特に歩行者との事故は、昨年が約2800件、一昨年が約2900件にのぼり、
>10年前の約1800件よりはるかに多い。
>自転車利用者に忘れないでもらいたいのは、事故を起こせば、代償も高くつくということだ。
>近年の裁判では、
>例えば、自転車通学の高校生が歩行者にぶつかり
>脊髄損傷の重傷を負わせた事故では6000万円超、
>やはり高校生の自転車が歩行者を死亡させた事故では
>4000万円近くの賠償金支払いが命じられている。
>自転車には、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)のような制度がない。
>賠償が巨額だと支払いは困難で、被害者も賠償を受け取れない。深刻な問題だ。
>任意の保険加入も検討してみてはどうか。
>自転車店で点検・整備してもらった際に発行される「TSマーク」にも保険が付く。
>安全運転の意識も増すだろう。
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>健康、環境志向が高まり、自転車利用者が増えた。
>東日本大震災後は、交通網の混乱などで増加が加速している。
>だが、自転車は時に「凶器」となる。その自覚を利用者に求めたい。
この記事を読んで不思議に思ったのは
「4割の人は自転車の歩道走行禁止を知らない」という部分。
逆に6割の人は知ってるのか?
歩道での自転車の横暴ぶりを見ると99%の人は知らないんじゃないかと思うけどね。
歩道上での'走っている'自転車と歩行者の接触事故では
100%近くは自転車に非があるとみなされるので、念のため。。。
自転車も「車両」とみなすのであれば、
免許制にすべきかと思うし、教習を義務付ける必要があるのではないか?
野放し状態の現状こそ問題であると思うが。。。
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