2012年4月10日火曜日

コンクリート裏話


コンクリート裏話

聞いてください!!

            
                 

(生コンに関するナンセンス集^^;)
現役時代には決して口に出せなかった愚痴、文句です^^;

JIS認定工場への生コン会社の経済産業省の立ち入り検査について

その時聞いた話だが、製品検査で当日のコンクリート試験を行った際、
強度がぎりぎりだったので担当の係官いわく、
「おかしいですねえ。ちょっと低いじゃないですか。こんなことで、いいの?」
いいも悪いも、ちゃんと呼び強度は満足しているのだから何がおかしいと言うのだろうか。

民間工事の立会ではないのだから、要はJIS通りの管理をやってい� ��ばいいわけだ。
変動係数10%程度のばらつきがどのくらいのものなのか、この係官はわかっていないようにある。
自分の主観でものを言うのは、いかがなものであろうか。

台帳類が事実と間違いないか出勤簿まで調べたと言う話も聞く。
警察の家宅捜索ではないのだから、
そこまでする必要があるのだろうか。
不備があれば指導するべき立場にある人間なのに、これではまるでアラ捜しである。

それから立ち入りをする際、当日の朝予告なく突然やって来て、
直ちに養生水槽の中を点検するらしい。
そうしたやり方もわからないではないが、
もし配車係一人しか居ないで対応出来ない場合はどうするのだろうか。

IQC(品質管理推進責任者)は常駐していなければならない が、
大体生コン業者というのは零細企業が多く、
あれもこれもと兼務していて、とてもIQCを単独で常駐させて置けるような、
人的余裕がないのが実情なのだ。
それならば仕方がない、JISを返上しなさい、ですか??
たまにはJIS没収の証拠をあげないと、仕事してないと思われますからねー^^

  大分の生コン組合というのは、どうしてこうもうまくいかないのだろうか。
 せっかく皆でうまくやっていこうとまとまったかに見えても、いとも簡単に壊れてしまう。
これではいけないと再度(再々度?)再建を計っても、また同じことの繰り返しである。

以前はセメントメーカー傘下の生コン会社主導のもとに運営されていたので、
比較的うまくいっていたのだが、� �業の個人企業ばかりになったいま、
相互に利害得失がからんで、よその会社のことなど考えていられないのだろう。
これでは値段が下がる一方である。
お互いの首を締めながら仕事をしているようなものだ。

生コンというのは、必要不可欠な基幹産業なのだ。
生コンがなければ、建設業界はお手上げなのだ。
そこに付け込んで、うまい商売をするっていう簡単な図式がわかっていない。
自分たちで好きな値段を決めれば利益は思いのままなんですよ。
カルテルを結んでもいいんです。
わかる?
安売りして、品質の方は大丈夫なんだろうかといらざる心配をしてしまうようだ。
セメントを抜いてるんじゃないのか!!
原価割れ(?)してまで商売しながら、なかなかつぶれる会社が出ないという� ��の摩訶不思議な現象、
一体どう考えればいいのでしょうか……
目先の利益に目がくらんだ愚行商売というほかはない。

 生コンの試験係というのは損な役回りだ。
バッチャーオペレーターとか配車係というのはだいたい自分の仕事に専念しておれば、
誰からも口うるさく非難されることはないが、試験係はそうはいかない。


Wal-Martはあなたの政治家を所有しているのでしょうか?

本来の試験業務はもとより、配車にオペレーターに機械の修理、
現場に行けば試験作業が終わると生コン車の誘導に出荷連絡と、息つく間もない。
うまくいって当たり前、失敗しようものなら何を言われるかわからない。
ちょっと帰りが遅いと、どこかでさぼっているのではないかと、あらぬ疑いをかけられる。
そういった事実も有りましたが(笑)
言い換えれば、それだけやりがいのある仕事と言えなくもないが、
とてもそんな心境にはなれないと言うのが現実というものだ。
その気持ち、当事者でないとわかりません。。。
生コンの運転手から、あんたたちの仕事は楽でいいのぅ、なんて言われたことがあ� �が、
そゆう運転手こそ、何も考える必要がなくて楽な商売だと、腹立たしく思ったものです。

新JIS移行について

生コンのJIS認定機関が官から民へと移行した。

ところで、この新JISの認定を受けるためにかかる費用が、数万円から数十万円の値開きがあったという。
同じ検査を受けて同じ結果でしかないのに、なんでこのような手数料の開きがあるのだろうか。

何もこちらからお願いして検査を受けるわけでは、ないのだ。
JISがないと商売にならないから、止む無く多額の費用をかけて仕方なく検査を受けるわけである。

お国の政策とはいえ、勝手にそうしたことを決めておいて、弱小企業から多額な?金をふんだくる・・
親方日の丸的な、有無を言わさない徴収行為と言われても仕方あるまい。

かつて、勤務先の会社が同業他社と合併して新会社を設立した。
新しい会社名も出来て張り切っていたのに、その新会社はわずか一年で頓挫してしまった。

見通しが甘かったのか、初めから計画的だったのか、それともほかに何か理由があったのか。
あれは一体なんだったのだろうかと今更ながら思わざるを得ない。
この業界が厳しい状況にあることは、十分理解してたつもりですが・・・
なんのことはない、体のいいリストラだったのだ。
社会の荒波に翻弄されるのはどこの世界も末端の弱者に変わりないようだ。
お別れの会でいかに高級なフランス料理を食べさせてくれようと、
そんなもので、気� ��晴れるわけがない。

お粗末茶番劇でした(笑)。

(余談) 一泊二日の社内旅行で車に分乗して出掛けることになった。
社用車とマイカーを連ねて出発することになったが、
誰がどの車に乗るかについて特別考慮を払う必要はなかろうと適当に別れて分乗しようとすると、
上司の責任者が言った。
「仕事で同じ持ち場の人どうしが同じ車に乗らないように」
つまり、万一事故が起こった場合、同じ持ち場の人ばかり乗った車が事故に会うと、
業務に差し支えるというのである。
これって、なんかおかしくない?
身長180センチ、体重はゆうに100キロはあろうかと思われる大男ですが、心は極めてちっこいんです^^;

 
 世はまさに一億総資格時代コンクリートにしても御多分に漏れずコンクリート(主任)技士
 
 コンクリート診断士なる資格が存在します。
 生コン会社で試験の仕事をする人なら一度や二度は挑戦したことがあるはず。
 小生もその昔、ろくに勉強もしないで何回か果敢に挑んだものです。

 初めてその資格を取得した時、当時の会社のお偉方からこんなことを言われました。
 「いやあ、よく通ったなあ。すごいじゃないか」

  資格を取ることはその道の仕事をする者にとっては必須条件なのです。
すごいことでも何でもないのです。
 当たり前のことをして褒められるというその言葉に何だかすごく空しい気分に陥った� ��を、
今でもはっきり覚えています。

俺ってその程度の人間にしか見られてなかったのですか!?


契約の有効性に影響を与えませんミス


セメント技術サービスと称して県内一円の生コン会社を訪ね歩いたことがある。
大手セメントメーカーを親会社とする生コン会社に勤務する担当者だから、
それは仕方ないのかもしれないが

これはあくまでセメントを納入する先の顧客回りでもあるのだから、
本来ならセメントメーカーがやるべき仕事ではないのか。
確かに親会社は忙しいのだろう。田舎の生コン会社などにはとても付き合ってはいられないのだろう。

ここで大事なのは、いかに田舎のちっぽけな会社であろうと、お客さんには違いないということである。
最初の契約さえ取り付ければあとは出先任せ、子� �社任せというのはお客さんにとって失礼ではないか。
だいたいセメント一袋でも喜んで売りますという精神がこの大手には欠如しているようにある。
温室育ちの坊っちゃん企業だから、仕方ないか^^;
親会社(新日鉄)は揺るぎない優等生だし。
昔の話だが、
セメント技術サービスは日頃から
メーカー自身の足で是非、田舎回りをやって貰いたいものだ。

試験練りに失敗して減給になった話
生コンの新規契約があると試験練りを行う。(通常の規格配合では行わない場合もある)
この試験練りというのは、

こちら側の用意する生コンの配合が納入先の指定する品質内容を満たすものであるかどうか、
施工者側立会いのもと試験室で実際� ��コンクリートを練って確認を行うものである。
こちらの用意する品物はこの通り間違いありませんよという納得を得るためのものだから、
当然失敗は許されないのだ。

ところが、その試験練りを失敗してしまった。
後日やり直しを行うということでその場はいったん丸く収まったかに見えたのだが、
その後再度の試験練り日程も示されないまま、その契約物件はキャンセルになってしまった。
試験練りに失敗したことが直接の原因であろうことは明らかだった。

実際に作業を行ったのは末端の我々だからその責任を取らされる形で減給になったという話である。
営業が苦労してせっかく取った物件だったろうから、それは止むを得なかったのかも知れない。
減給になったことの是非はともかく、割り切� ��ない思いがしたのと同時に、
随分ショックを受けたのは今でも忘れられない。
この時の作業責任者(課長)は、訓戒だけで、済んでますからねー


オアシス広場21(大分)での工事中の話
地下部分のコンクリート大量打設が始まった最初の日の朝、
生コン試験を一台目の車で行うのにポンプ車の横に軽トラックを止めて
試験道具を広げ用意をしていると、JVの監督がすっ飛んで来ていきなり叫ぶように言った。
 
「こらー、お前たち! こんなところで邪魔になるのがわからんのかー!」
僕達は初め何のことか訳がわからず、あっけに取られたまましばしぼんやりしていた。
良く考えてみると確かに邪魔にはなるなと思い、急いで場所を変えた。
それにしても、そんなに怒るような事なのか� ��と、後味の悪い一日でした…

男がヒステリーを起こすのって、カッコ悪いですよ^^;
  同 上
きょうのコンクリート打設の配合はooですね、と確認を取ろうとすると、
地元業者の監督がすかさず言ったものだ。
 「俺は知らん。お宅の営業にちゃんと伝えてあるはずだ」
もちろん当日配合がなんなのかこっちにもわかっているのだが、
間違いを防ぐための確認なのだからちょっと答えてくれたっていいではないか!
教育の場ならともかく、わかっていて教えないというのはいじめでしかない。
この監督は、札付きの意地悪だ。

  せこいやり方
 生コンの品質指定でスランプ値というのがある。これには許容範囲があるのだが、
 例えばスランプ18の許容 範囲は+−2.5という事になっている。


How much isアメリカ

ところが現場監督員の中にはこれを誤解しているのか
それとも故意にか、スランプ18より15の方が値段が安いものだから、
15を指定して許容範囲一杯の17.5で出荷注文をしてくる。
そんな芸当をどうやってやれというのだろうか。

それにスランプ17.5の指定なら+−2.5になってしまうがそれでもいいのかということになる。 
許容範囲の意味をわかっていないのだ。
こうしたやり方は明らかに邪道であり、改めるべきである。
自分たちで自由に使える裏金を捻出するための行為といわれても仕方あるまい。

顧客・施工業者による生コン会社への理不尽な要求・誤解・錯覚
(爆笑ナンセンス集)
その1
現場採取した供試体のコンクリート強度は養生の如何を問わ ず、
呼び強度以上必ず出ていなければならない。
それも割り増しした配合強度が出ないと、機嫌が悪い。

その2
上記に関連して、現場採取した供試体を現場空中養生した場合でも、
呼び強度以上を要求してくる。
そんな事出来るわけないのに、生コン側も呼び強度を満たすように、気を使っている。
明らかにウソのデータなのに・・それもわからないで、満足している。ナンセンスですね^^;

その3
建築ものでは、通常、冬季、強度の気温補正が行われるが、その意味が分かっていない。
単に気温が下がるから補正するんだ、では不正解ですよ〜〜

その4
構造体強度の不足があった場合、生コン側に全責任を負わせようとする。

その5
施工業者は生コン工場を自分の会社専用の プラントだと錯覚している。
いつでも好きな時間に思い通りの納入を要求してくる。

その6
生コン打設現場の試験係員を人間と思っていない。指令通りに動くロボットだと誤解している。

その7
コンクリートのひび割れ原因は、全て生コン側に有ると誤解している。

運輸省(現・国土交通省)のケーソン製作工事における現場生コン試験での苦い経験
生コンの空気量を測定する際、どうもエアー量が少し出過ぎるような予感があったので、
エアメーターのレバーを控えめに押して測定値を申告したところ、
立会いの工事課長がつかつかと歩み寄って来てそのレバーを自分で再度押した。

するとメーターの針が少し動いて申告値と違う数値になってしまった。エアメーターの密封性が悪いと多少空気が漏れる場合があると、
言い訳がましく説明したところ、その技官は激怒して言った。

 「お前所の会社は壊れた機械を使うのか。
あのケーソンは引き取らん。お前の会社が買い取れ!」
買い取れなんか言われてもね〜〜^^

その後、施工業者と一緒にその工事課長をなだめすかして改めて再試験の立会いをお願いし、
何とか事なきを得たのでした…

確かに壊れた機械を使ってしまったこちら側に非があるわけです。
ここにもヒステリーを起こした男が居ました^^;
昔の話ですが、忘れもしない苦い思い出です。

   突然変な話ですが…
生コンの品質保証というのはあくまでも「見込み保証」であって、「確定保証」ではないと言う事だ。
電気製品の場合、保証期間内(通常1年)であれば無償修理の対象となるが、
生コンの場合、保証強度(通常28日)に達しなかったからといって、
その物を壊して打ち直すのは容易なことではない。(打ち直す事もあるらしいが…)

一概に比較は出来ないが、生コンは完成品ではなく、未完成品なのである。
28日経って初めて完成品となるわけである。

昔はラジオとかステレオを自分で組み立てるのに「キット」というものがあった。
今でもパソコンの基盤、躯体を買い集めて、自分で組み立てる人も居ます。

これは全ての部品がセットになった物を買って来て自分で組み立て、初めて完成品となるわけだ。


従ってキットには完成後の品質保証など当然ないのだ。
にもかかわらず生コンは未完成品(半完成品?)なのに
強度を保証している。しかもご丁寧にJISマークまで付けて(伝票に!)。

だいたい生コンのような半完成品にJISマークはなじまないような気がするのだが…
二次製品ならJISマークを付しても問題ないだろうが…
そう思うのは私だけだろうか??

            現場試験を拒否された話

        ある医院の新築工事で初めてのコンクリート打設の日、
       知らん顔をしているのもどうかと思い現場に試験取りに行くと、
       そこの監督がやって来て、言った。
       「あんた達そこで何しよるの?」
       「試験です。しなくていいんですか」
       「いいよ、そんなもん。品物は大丈夫なんやろ?」
       「は、はい。それはもう…」
       「邪魔になるんやから、早く帰りよ!」
        僕達は喜び勇んですぐに帰った。こんなことは滅多にないことです!!

   面白い話を聞きました-1
 ある擁壁コンクリートで強度不足があったとして抜き取りコアを採取、なぜか顕微鏡観察したところ
水分の不足が認められたとの事。

コンクリート打設後に水が下方に抜け落ちたのが強度不足の原因であろうとの結論に達したらしい。
でもよく考えてみると普通コンクリートの場合、水が一番軽いのであるから下に抜けるのではなく、
上方に浮かぶのが自然だと思うのだが(ブリージング)…余程の貧配合でもない限り、
コンクリートが硬化するに必要な水分まで抜けるというのは
ちょっと考えにくい気もします…養生不良で乾燥させたのだろうか…わかりません

水が多すぎて強度が出ないというのはよく聞く話ですが…
そもそも水分の不足ってなんで� �か??
ナンセンス〜〜大爆笑

    面白い話を聞きました-2
コンクリート試験の立会で針が返ったのと同時に供試体が音をたてて割れたものだから立会の業者いわく、
「なんで割れるの?いいの?」
 と、強度の結果は聞かずに、目を丸くしていぶかしそうな顔をしていたとの話、面白いですね。


早強セメントを使用したコンクリートは通常7日の強度保証だが、何故か28日強度まで試験をしている。
7日で強度が十分出ているのなら当然28日は要らないはずだが、あくまでも28日にこだわっている。
日本人は保守傾向が強いというが、不合理なものは改めるべきである。

かくいうこの私だって旧来の習慣にとらわれてなかなか新しいものへの切り替えが� ��来ないでいる。
でも早強セメントを使用したコンクリートの28日強度は必要ありませんよ。
もしこの私がマンションを建てることになっても、決してそのようなことは言いません。
出来れば早強セメントはなるべく使わないほうが無難なのです。
コンクリートというのはできるだけゆっくり固まらせた方が長期的にはより丈夫なものになるのだから…

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