ハーフチョークに関してのイロイロ
チョークカラーってどんなものがあるの?
フルチョークカラー(スリップカラー)
チェーンやナイロン、皮革など素材は様々ですが、締まる範囲が限定されない、どこまでも締まるタイプのものです。バッド・テールではチェーンは現在取り扱いがございませんが、ロールドレザー・コンビネーション・チョークカラーやラフウェアのジャストーアーシンチがこちらに分類されます。滑りの良さや音でチョーク効果が高いチェーンがポピュラーです。
ハーフチョークカラー
ナイロン、皮革、金属などの大きな輪にチェーンで出来た小さな輪がリンクしているものを当店ではハーフチョークと分類しております。チェーン部分の一定の長さだけでチョークするので誰にでも使いやすいため人気があるカラーです。長さの調整できるナイロン+チェーンのタイプが最もポピュラーです。
マーチンゲールカラー
当店では上記ハーフチョークカラーのチェーン部分がナイロンで出来たタイプを便宜上「マーチンゲール」と呼んでいます。大きなナイロンの輪と小さなナイロンの輪が金具でリンクしています。欧米ではチェーンタイプも総じてマーチンゲールと呼ぶことが多く、もともとは馬具用語の馬の頭をコントロールするベルトから派生しているようです。
リミテッドスリップカラー
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当店ではビヨルキスのようなスリップカラータイプでチョーク範囲が限定されているものをこのように呼んでおります。
ハーフチョークの特長は?
ハーフチョークは一定の長さでしかチョーキングが入らないことで、チェーンのフルチョークほどの訓練効果は期待できないものの誤って締めすぎて気管を傷めるといった心配が少なく、誰にでも使いこなしやすいカラーです。毛切れ等が少ないことでも人気です。
簡単に着脱できることやチェーンのお洒落感、クリップのように誤解放の心配がないといった点でも人気の高い首輪のスタイルです。また、正しいサイズに調整しチェーンの中央リングにリードをつけておけば首輪抜け� ��心配もありません。
どんなふうに使うの?
問題行動の事前にチェーンを素早く絞めて音とショックで犬たちに「やってはいけない」というシグナルを送ります。
行動を起こしてから締めるのでは意味がありません。自分の犬の問題行動(引っ張る、拾い食いをする、他の犬を威嚇する等々)を事前にオーナーが予測して行動を起こす前に抑止するためのツールです。
チェーンの締まる感覚や音でシグナルを送るので、「ジャッ」と短く素早く締めましょう。チェーンの動きがシグナルになるので、問題行動後にぎゅーぎゅー締めて苦しくさせることには全く意味がありません。
どのぐらいの長さに調整するの?
おしゃれ用であれば絞めたときにリングとリング がちょうど合うぐらいで構いませんが、しつけをする場合には絞めた時でもにリングとリングの間が最低2、3cm(犬の体格、毛並みによって幅は異なります)開くようにサイズを調整しましょう。
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サイズ選びも重要です。当店ではリング+ナイロン部+リングの長さの実寸でサイズを表記しております。
たとえば30cm〜40cmのサイズを選んだ場合、首の太さが32、3cm以下のワンコではチョーキングがうまく入らないことになります。(見た目を考えてラベル部分をバックルがまたがない長さ(写真下ご参照)を最小値として表示してあります。ラベル位置を無視すればどのサイズもあと3cmぐらい縮めることができます。)
頭が大きい、頭と首のサイズが極端に違うなどの特徴からサイズ選びが大変な場合は、是非メールにてご相談ください。
チェーンの種類はどんなものがあるの?
チェーンはクロームメッキ、ステンレス(ケーナインイクイップメント)、ブロンズ(ラフウェア)の3タイプがあります。白毛や明るい色のコートの犬にお使いの場合はあたる部分の毛が黒ずむことがないステンレスのものをおすすめします。
使うときに注意すべきことは?
リードが着いていない状態ではチェーン部分にゆるみがあるため、自由運動の際突起物や樹木にひっかかったり、他の犬とじゃれあってそのコの脚がからまってケガをしたり、といった思わぬ事故につながることもありま� ��のでご注意ください。
また短い脚の犬種は自分の足がひっかかることもあるので、お散歩用にオーナーの監視のもとでの着用をおすすめします。係留や装着してのお留守番、水中で使うのも避けてください。
トレーナーさんに聞いてみた!
バッド・テールでは神奈川県川崎市アリーナドッグ・スクールのオーナー・トレーナーである神田豊茂さんにハーフチョークを使った訓練に関してのポイントをお聞きしました。
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分かりやすい指導で人気の神田さん。メリハリのあるレッスンは犬も人間もやる気がみなぎっちゃう。犬たちからも絶大の人気です。ラブのアリーナちゃんはスクールの看板犬。神田さんのレッスンの有能アシスタントでもあります。
Q: フルチョークとハーフチョークのどちらを選んだらいいんでしょう?
A: フルチェーンはチョークが抜群に効くという点では一番で、はっきりしたシグナルを伝えやすいのがメリットです。
ただ気道の確保のためにもチョークしたら即緩めないと危険ですので、使いこなすのはある程度難しく、上級者向き、訓練向きといえます。大型犬やジャックラッセル、コーギーなど瞬発力のある犬種の気が強い(へこたれない)タイプに向くと思います。
ハーフチョークはチョークの範囲が狭いのでチョーキングの効果はフルチェーンほどは得られませんが、繊細なタイプ、気の弱いコには向いていると思います。
Q: ハーフチョークの使用でよくある間違いって?
A: なにか問題行動を起こしてから絞めたり、絞めた状態で犬と引っ張り合いみたいになっている方が多いようですね。
大切なのはご自分の愛犬の行動パターンよく理解し、問題行動への欲求を察知して事前にチョークでシグナルを出すこと、その瞬間にオーナーの存在を意識させることです。
Q: 使い方のコツはありますか?
A: チョークしても引っ張るようだったら一瞬緩めてまたチョークすることが大切です。絞まったままぐいぐい引っ張ってはいけません。
片腕の前後だけの動きでやろうとせず、たとえばリードを持っていないほうの手でリードを手繰り寄せて放すなどもう一度チョークできる緩み(余裕)を作ることが大切です。リードを折って手に持っているならそれを放しても緩みが作れます。リードづかいがコツといえるかもしれません。
効きが悪い時は2,3回チョークを連続してかけるのも有効です。
Q: どのぐらいの長さに調整したらいいでしょう?
A: 長くしすぎていることが多いようです。訓練用でしたらつけた状態で指3本が入る程度の隙があれば緩みとしては充分です。
大切なのは絞めてもリングがくっつかないぐらいにしておくことです。頭の大きいコは頭を通して装着してから面倒でも適当な長さに縮めて使ってほしいですね。
神田さんがアリーナちゃんに装着、適正な長さに調整したハーフチョーク。かなりリングの間が開いていますね。
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